2010年01月11日

夢をかなえるツイッター 感想です

Twitterにも感想を書きましたが、内藤みかさんの「夢をかなえるツイッター」を読了しました。

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ポップな外見と第1章の敷居を低くした説明から、当初は入門者なんだろうと思っていましたが、実際には違いました。
その実態は、ビジネスパーソンを十二分に意識したフレームワークを提供することにあるようです。

1冊の本として見たときに、なんとなく捉えどころがないように感じてしまいますが、きっとこれも著者独特のバランス感覚なんだろうと思います。

 ◆◆

第2章のツイッターわらしべ長者体験についてですが、この手の記述は、とかく筆者自慢になったり、鼻につく内容の書籍が多いのですが、本書は違います。
というより、内容自体はその手の書籍と変わらないのかもしれませんが、著者の人柄と親しみやすい文章力に加え、深い洞察力のためでしょうか。嫌味がなく、すんなりと読むことができます。
また、いたるところにこれはと思うTipsが散りばめられていて、大いに参考になりました。

 ◆◆

また、著者は、Twitterについて、


教え合いも一種の文化


善意の情報網


と記述しています。

確かにそうですが、ある意味同じことが言えるWikipediaは、現在ボランティアが不足し、存続が危ぶまれる状況にあります。
なら、Twitterはなにが違うのかについて、ひとこと説明があればよかったのではと思います。

僕なりに思うには、Twitterは、「善意」に対する義務感にもゆるさがあるので、疲れてしまうことがないというバランス感覚がうまくいっている秘訣ではと思います。

 ◆◆

それから、リストの活用方法の件は、とても参考になりました。

僕の現在のフォロー数/フォロワー数は、著者の言葉を借りれば「学年」規模ということになるので、まだリストを駆使しなくても、それ程破綻することなくTLを追うことができています。

もう少し補足すると、全Tweetを読むことは既に不可能ですが、昔読んだ「あなたもいままでの10倍速く本が読める」というフォトリーディングの本に載っていた方法により、視線をTLセンターに固定して、TLを高速スクロールさせています。
真ん中を見ていることで両端までが自然と視界に入ってきて、その中で印象に残る単語に出くわしたときに、スクロールをやめて、当該Tweetを読み込んでいます。

ですが、この方法も、今後フォロー数がもっと増えていけば、不可能になるのは目に見えています。

「コンサートホール」規模では、テレビのスイッチを付けるように、アクセスした時に目に入った部分だけを追うということになるのでしょうが、その中間のレンジではリストを活用するのがいいのかなぁと、漠然とですが考えていました。

そんな時に、本書です。
既にリストを駆使されている方には常識なのかもしれませんが、僕のようにまだビギナーな者にとっては、本書のリスト活用のヒントは、大変参考になりました。

 ◆◆

他にも、


「たった今」という感覚に捕われすぎて、自由な発想ができていなかった自分に、その瞬間気づきました。


結局のところブログもそしてツイッターも、自分の生き様を表現する形態の1つ。ですから、自分がどう生きているか、何を表現しているかという根本の部分、人に伝えたいというコアな部分を持っていることが、大切なのですね。


・・それを読むとしても、ほんの何秒かのできごと。けれど、わずかな時間であっても、その人の時間をいただいたことになります。だから「どうせ読んでもらうのならできるだけ有意義な情報を贈りたい」という思い


等、考えさせられます。

まぁ著者自身も語っておられますが、あまり型にはめすぎたりするのも、ホットなサービスを楽しめなくなってしまいますよね。
ですが、何も考えずにつぶやくばかりでなく、自分のTweetに責任を持つという意味で、いろいろと見つめ直すきっかけを本書は与えてくれました。

 ◆◆

そして、最終的には、リスト機能等も駆使しながら、著者が語るところの、


もしあなたが上手に、自分にもっとも必要な情報が流れてくるようにツイッターをセッティングできたら。そのオリジナルタイムラインこそが、夢を手に入れる鍵のひとつとなるのです。


に辿りつけたら、世界が変わるほど素敵なんだろうなぁと思います。

著者は最後に問いかけてきます。


あなたはツイッターに何をプラスしてみますか?


この答えはそう簡単には見つかりそうにありません。
ですが、今後も、あれやこれや試行錯誤しながらTwitterを楽しみたいし、本書は同じように考える方に対して、多くの気付きのシャワーを与えてくれる良書だと思います。

折に触れて読み返したいと思います。


posted by solata at 16:43| Comment(3) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

ツイッター 140文字が世界を変える

今更の感はありますが、読了しました。

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僕自身、Twitterの存在はそこそこ前から知っていたのですが、実際に始めたのは今年の10月からと、手を出すまでにかなり時間を要したサービスです。

これには理由があり、Twitterの活用法とか可能性が理解できなかったというのもありますが、それ以上に、なんかこう、たった140文字でいいのだから簡単に始められると言われる割には、始めるための敷居は決して低くなく感じて、手が出せないでいました。

なんでこのような壁を長いこと感じていたのか自分でも分からなかったのですが、本書にその答えが書いてありました。

「フォローとフレンドは違う」

これが理解できずにいたことが原因でした。

「フレンド=mixi、フォロー=Twitter」。
そうか、そうだったのか!なるほど、実に心のモヤモヤが晴れた感じがしました。

「フレンド登録の場合、まず「人」を先に登録して、その後その人が何をもたらしてくれるか判断する。」
のに対して、
「フォローの場合、自分にとって面白いコンテンツが先にあり、それを「発言」している人をフォローする。」

つまりは、「人が先か情報が先か」という点で、mixiとTwitterは180度違っていたわけですね。

「人間関係を通じて情報を得るのではなく、良い情報を持っていそうな人から、情報だけを頂く。」
「自分本位で情報を集めることが出来る。」

情報過多の時代において、「如何に情報を上手に収集するか」の能力も、繰り返すまでもなく当たり前の必須スキルと認識されていますが、Twitterはそれが自分本位でできることが、時代に即した大きな可能性を持っていたわけですですね。

まぁ、そこには当たり前のネチケットや礼儀はある訳ですから、そこをきちんとわきまえた上での話であることには変わりありませんが。

ただ、これについても、Twitterはmixiと違い、一方通行のフォローから始められるので、気軽でゆる〜く繋がれることから、リプライやリツイートしやすい。
このゆるゆる感がうまく情報を加速させてくれるわけで、なんともまぁよく考えられたシステムだったわけですね。

他にも、
「「今」を共有するから、「今」だけを表示すればいい。だから、ツイッターにおいては、「今見られなかったものは、もうなかったもの」として考えればいい。」
と、必要な心構えを教えてくれます。
無理に全部読まなくていいんだよ。てか、そんなこと、絶対無理だからってことですね。

そして、Twitterが日本人に合っている理由についても触れられています。
日本人は、
 ・テキスト主体のサービスが好き。(掲示板、ウェブ日記、2チャンネル、メルマガ、ブログ等。)
 ・140文字制限について、日本は世界的に見ても一番得意な民族。(短歌、俳句、川柳)

加えて以下は本書ではなく、別のところで語られていたことですが、
 ・140文字に詰め込める情報量が、英語等に比べて、日本語は圧倒的に多く出来る。だから、SMS的な連絡以上の情報を発信できる。

上の3項目を見ても、なるほどねと理解できます。

で、著者は最後に、
「情報を出し続けると生活が楽しくなるよ」
と結びます。

「生活が楽しくなるような流れが生まれるためには、情報はできるだけ多様であった方がいい。そして、その情報の多様性を受け入れることが、参加者に何らかのリターンをもたらす。」

確かに無駄話も多い(てか、僕はほとんどそうでしょ?って、言われるかも。(笑))わけですが、他人のちょっとした一言から、本当に沢山のインスピレーションを受け取っているのが実感として分かります。

情報収集力だったり、発想力だったり、そういったスキルを錆びつかせないための練習としても、Twitterはいいです。

てことで、なんとなくTwitterを始めてみたけれど、実際のところはよく分かってなかった自分にとって、本書は体系立って分かりやすく説明してくれる良書でした。
なんでも形から入って頭でっかちにならない方がいいと思う人も居るかとは思いますが、Twitterやってる人、やってみようか迷ってる人であれば、本書は一読するに値する書籍だと思います。


posted by solata at 23:16| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

ジョン・レノンの絵本とメッセージ

数日前に和田裕美さんの絵本の記事を書きましたが、同じ絵本つながりと言うことで、今日は僕が大事にコレクションしている、ジョン・レノンの絵本とメッセージ集を本棚から引っ張りだしてきて、久しぶりに眺めてみました。

 ◆和田さんの絵本の記事はこちらです。

まずはジョン・レノンの書いた絵本「リアル・ラヴ ショーンのために描いた絵」です。

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ジョンは、ショーンが生まれてから自身が暗殺されるまでのわずか5年間の間、主夫となり、ショーンのよきパパでした。
そんなジョンがショーンのために描いた絵を集めたのが、この絵本です。

この絵本を見たことのある人なら当然感じることと思いますが、(美術関係ではない)芸術家や創作活動をする人は、本職ではない絵も、大抵とてもうまいですね。
こういった人たちは、人から教わらなくても、右脳を最大限に生かして、ビジュアルで記憶を定着させることの優位性を身体で知っていますね。

ジョン・レノンに限って言えば、ジョン・レノン・ミュージアムには、ジョンが日本を学ぶために自身の単語帳のつもりで描いた絵なんかも展示されており、ユーモアいっぱいのジョンの絵に触れることができますね。

ところで、この絵本の1枚1枚の絵には全て題名が付いています。
オノ・ヨーコさんの序文によると、ジョンとショーンがお互いの対話を通して、一つずつ題が付いていったそうです。
ジョンは、この行動を通して、ショーンに、絵を描く楽しさ、父親と一緒に何かをする楽しさ、生きていくことの楽しさを教えていったのだそうです。

子供をお持ちの方なら経験あると思いますが、僕も、僕の息子がまだ保育園児だった頃の運動会で、親子競技をしたことがあります。その時の写真があるのですが、息子はそれこそ満面の笑みを僕に向けています。

子供が成長するにつれ、その人生の局面局面で子供との接し方は変わっていきます。それこそろくに口も聞かない時期もあります。
ですが、子供も自身の深層意識にそういった過去の記憶は持っているわけで、時に子供が人生に躓いたときにそっと防波堤になってあげれる存在でありたいし、子供も無意識下で分かっているから不確実な未来に向かって歩いていける・・

少し話は逸れてしまいましたが、ジョン・レノンも普通の父親と何ら変わらなかったし、この絵本は、そんなジョンの大きな愛に溢れています。

ページをめくる毎に、色彩感覚豊かなジョンの優しい絵に、自然と微笑みを浮かべている自分に気づくと思いますよ。



続いて、「ジョン・レノンからのメッセージ」です。

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この詩集は、ジョン・レノン・ミュージアムの5階「ファイナルルーム」に掲出されている、ジョンの全てのメッセージを収めたものです。

僕はジョン・レノン・ミュージアムの中でもこの「ファイナルルーム」が一番好きで、あの場所に腰掛けてしばし自然と流れてくる涙に身を任せながら、心の洗浄をすると、感謝の心と明日へのエネルギーで身体が熱くなってくる思いがします。

詩集の中からいくつかここで抜粋しようかと思ったんですけれど、とてもじゃないけれどどれかを選んで他を選ばないってことができないことに気づいたので、やめておきます。
それだけ愛と叡智に溢れた言葉が並んでいます。

もし少しでも気にかかったとかあれば、ジョン・レノン・ミュージアムに足を運んでみると良いかもしれません。
posted by solata at 01:03| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

感動する脳

読了しました。

アハ!体験の茂木健一郎さんの著作です。

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一時の脳トレブームに飽き足らず、最近は「MR.BRAIN」(ミスター・ブレイン)のようなドラマまであり、「また?脳・脳って、いい加減あきたよ」って人もいるかもしれませんが、1冊くらいは脳科学者の方の著作をちゃんと読んでみようと思って手に取ったのが本書です。

「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」
本書の帯にも書いてあるアインシュタインの言葉ですね。
この表現は、本書を手に取る可能性の高い、(僕のような)ネガティブスパイラルに陥りやすい人には、ちょっときついととられてしまう可能性がありますね。
なので、茂木さんは、優しい言葉遣いと表現、そして豊富な事例を引き合いに出しながら、上記アインシュタインの言葉を脳科学の立場から分かりやすく説明しようとしたのが、本書です。

まず著者は、意欲を失うことの危険性を説明してくれます。

「意欲のないところに創造性は芽生えない。そして創造性のないところに、感動というものはやってこない。」
精神的にテンパっていたり、心がつらい時に気分転換の必要性を感じて実行してみても、うまく気分転換できなかったりします。これは意欲を失っているから、気分転換がうまくいかず、感動もできないということなんですね。

また、たとえ意欲があって創造性があっても、心に空白=気持ちの余裕がないと、感動は入ってこないと書いてます。仕事のことだけ考えていても、豊かな人生は送れないという考えもあるということを、心に留めておくといいかもしれませんね。

そして、「不確実性へのチャレンジ=生きる意欲」が、脳を活性化させる重要な要素であり、不確実性へチャレンジしていく時に負けそうにならないためにも、「大人にとっての安全基地」をもつことの重要性を教えてくれます。

「安全基地」とは、「逃げ込める場所」であり、「子供にとっては、例えば両親」なんだそうです。
いざとなったら逃げ込めるという安心感があるから、子供たちは脳をいつもポジティブに保つことができると。

「不安になったり逃げたいと思ってしまうのは、単に気持ちの問題だけではない。何か自分に欠けているものがあるから・・」

確かにその通りですね。だから、経験やスキルを積み、知識を増やすことで不安を取り除いていく。
これが、いわゆる「大人にとっての安全基地」ですね。
ですがこれは、結局不確実性を減らすことになり、意欲を減らす原因にもなる。

う〜ん、難しいですね。

だけど、「明日が今日と同じはずはない」から「その新たな感動に、これまでの体験の蓄積を加えれば、それはものすごい創造性が生まれる。」、「二度目、三度目の体験であったとしても、その二度目の中で初めてを探す努力をする」

この心がけを常に持つことが重要なんですね。
「日々新た」に・・基本中の基本を再認識しました。

そして、そうして得られる感動で、脳は一気呵成に進化していくんですね。

その他、
 ・「ゆとり教育」がなぜうなくいかなかったか。
 ・イギリスのギャップ・イヤーに代表されるように、欧米は空白の時間が持ちやすいシステムになっているから、感動が生まれやすい社会である。
 ・他人を思いやる能力は、実は一般的な意味での学力と深く関係するという、非常に意外な結論に至る。

などを、示唆に富んだ実例を示しながら説明してくれている個所は、非常に参考になりました。


著者も、「脳」を題材にした書籍を多数執筆していますので、2冊以上読んだら、「書いてあること同じじゃん」みたいなこともあるかもしれません。
ですが、たかが流行と済まさず、(茂木さん以外の著者の本でも構いませんが)、1冊くらいは手に取って、じっくりと意見を聞いてみることも必要だと思います。
posted by solata at 00:12| Comment(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

ぼくは小さくて白い

読了しました。
といっても、絵本なので、あっという間に読み終わります。

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この絵本は、多数のビジネス書を執筆されている和田裕美さんの、初の絵本だそうです。
また、絵本といっても、漢字にふりがなが振っていないことからも、子供向けというわけではなさそうで、範疇としてはビジネス書になるのかもしれません。

主人公は小さくて白いペンギンです。この子が、恐らくは前から会うことができなくなっているお母さんペンギンから、感情を抱くことや、日々感謝をすることの大切さや意味、そして人生の歩き方を教わり、小さな一歩を踏み出すまでのお話になっています。

著者の和田さんも、子供の頃はコンプレックスの固まりだったらしく、主人公のペンギンは自分自身なんだそうです。自身が通ってきた道だから、伝えたい言葉があり、また、自身の経験をベースにしているから、贅肉をそぎ落としたシンプルなフレーズでも、十二分に伝えたい内容が伝わってくるのだと思います。

とにかく総てのページが優しさ・温かさに溢れていて、短いながらも心に響く言葉に満ちています。

「さびしいのは、ほかの人のさびしさを学ぶため・・」
「悲しいのは、あなたにあたたかい心があるから・・」
「勇気をもてばくじらより大きな心になれる・・」

そして、最初に「歩く」ことで「勇気」に出会い、いろんなことに向かっていけば「勇気」はどんどん大きくなり、その先で「夢」に出会えると書いています。

この部分、今まで僕は、最初に「夢」を描き、「夢」に向かって「勇気」を持って「歩いていく」と思っていました。
ですがよくよく考えてみれば、「夢」を定義するには、それまでに自身が「歩いて」きた人生経験がないと描けないですし、自身で「歩かず」して導き出した「夢」は、地に足が着いていないし、これから真剣に追い求めていこうとする「夢」にはなり得ないですよね。

この順番ということについては、人それぞれで色々な見方が存在するとは思いますが、この絵本も「こういった見方もあるんだよ」と、優しく気づかせてくれた思いがします。

この絵本は、悲しい時、辛い時、精神的に弱っている時、人生の意味を見失いかけている時、はたまた自分は順調だと思っていても、慢心から初心を忘れかけている時・・この様な時に傍らに置いて、穏やかな気持ちでページをめくってみると、きっとすごく心に染みてくると思います。
また、親が子供に、人生の歩き方を教える意味で読み聞かせてあげるのにもとても良いと思います。

自己啓発といっても、何もいつも肩肘張ったビジネス書ばかり読む必要もないと思います。
時には、このような絵本も、良薬として心にストレートに響いてくると思いますよ。

なにより「元気」をもらえますよ。



posted by solata at 00:12| Comment(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

三国志(二)

長らく中断していた三国志の読書を久しぶりに再開しました。
で、大方の予想通り、「レッドクリフ Part2 −未来への最終決戦−」は映画館で2回観ましたが、その前までに「赤壁の戦い」まで読書は進みませんでした。(笑)

てことで、やっと2巻読了です。

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先は長いです。(笑)

 ◆◆

孫堅はこれまたあっけなく死にましたねぇ。
まぁ「三国志演義」を基に独自解釈の元、小説を書かれているわけですから、史実と違うことは知ってますが、猛将にして一国の主の死に方にしては、ちょっと情けなかったです。

 ◆◆

2巻の前半は謀略に次ぐ謀略・・志に欠けた汚い戦いばかりに明け暮れた、世も末といった感じの争乱の時代を描いてますね。

そんな中、曹操は、三国志最強の武将・呂布との戦いの中、またしても死にかけてますね。
一族を殺される悲劇も描かれてますが、敗戦をバネにしていくこの人のメンタルの強さは本当にスゴイです。

有能であれば出自に関係なく即座に登用して能力を最大限に発揮させる懐の大きさといい、孫子の兵法を今ある形にまとめた兵法家の一面といい、文武両道に秀でた曹操のリーダーとしての力量を感じずにはいられません。それでいて、冷酷なのに人間くさい一面があったりと、曹操という人はすごく魅力のある人だなぁと思います。

一方、汚い戦いに明け暮れる中、劉備については、徳を持って美しく描かれてますね。
「ちょっと持ち上げすぎじゃない?」と感じなくもないですが、蜀を中心にして書かれた「三国志演義」が基だから、しょうがないですよね。
まぁ物語としてすごく面白いから、全然おっけーです。

 ◆◆

2巻の後半は、いよいよ曹操が一気に頭角を現して、最も天下に近い位置につきますね。
それなのにまたしてもやらかして死にかけるんだから、スゴイです。
大きな失敗という原動力がないと、次のステップに進めない人って感じです。

 ◆◆

2巻で一番感動したエピソードは、禁酒砕杯の約を破り、泥酔した張飛が呂布に、劉備の妻子を残した城を奪われてしまい、死んで詫びると劉備の前に進み出た時の、劉備の言葉です。

「古人のいった言葉に−−兄弟ハ手足ノ如ク、妻子ハ衣服ノ如シ−−とある。衣服はほころぶもこれを縫えばまだまとうに足りる。けれど、手足はもしこれを断って五体から離したならいつの時かふたたび満足に一体となることができよう・・・同年同月に生るるを求めず、同年同月に死なんと−−誓い合った仲ではないか・・」

そして、自分も関羽も張飛も皆欠点を持っているのだから、補っていかなければならないと続けます。

一般の会社でもそうですけれど、トップに立つ人間は、内外にビジョンを示さなければいけませんよね。
劉備という人は、どんなに負け続けてもビジョンを見失わないし、ぶれない軸を部下に示して見せた・・

そんな劉備の言葉に、読んでいて思わず涙が出そうになりました。

3巻以降も続くとは思いますが、劉備は「負けるが勝ち」の本領を存分に発揮してくれた2巻でした。
posted by solata at 00:18| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

アンジャッシュ 渡部建さんのコミュニケーション術

日経ビジネスアソシエ2009年6月16日号の「しゃべりの極意」という連載で、お笑い芸人アンジャッシュの渡部建さんがインタビューを受けてました。

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聞き手は梶原しげるさんです。
梶原さんの引き出し方がうまいということもあるかと思いますが、厳しいお笑い芸人の生き残り戦争に残っていくために、渡部さんは「話すこと」「聞くこと」についてのしっかりとした軸を持ち合わせており、技術として体に覚えこませていると同時に、分かり易く他人に説明できる力を持ち合わせている人なんだということが、よく分かりました。

そして、その語り口は至って真面目で、言葉の端はしに、渡部さんの優しさが滲み出ていました。

僕は文章を書くこととコミュニケーションをとることに、かなり苦手意識を持っています。
そんな僕に、今回の記事は、基本に立ち返るという意味で大いに参考になりました。

 ◆◆

「経験則というか、ぱっと前に出て気の利いたことを言えるのは、ひらめきでも何でもなくて、過去にやったパターンの中から似ているものを引っ張ってくる作業。」

「会議で発言できないとか、流れについていけないというのは、頭の中でシミュレーションしていなければ、当然。その場でひらめくなんてほとんど不可能。」

と仰っている事から、「喋りのプロでもそうなんだ」という、当たり前かもしれないけれど改めてこのように言葉にして貰える事で、僕のようなコンプレックス持ちには安心を覚えることができたのが大きかったです。

そして、いかに基礎の反復練習で事例を知識として蓄えることが大事か、また、目の前に提示された事例を瞬時に前頭葉で分析して、過去の体験学習から構築した側頭葉内の脳内データベースからいかに引き出せるかが大事かと、再認識させてくれました。

「喋りのプロ」でもひらめくことは難しいから技術に落とし込んでいる。
そして、そういった技術なら、頑張れば僕のような凡人にも鍛えることができる。

とかくコンプレックスのあることは問題の本質を見失いがちになり、気持ちばかり沈んでしまいますが、こうして分かりやすい言葉で語ってくれることで、苦手意識の中にも、自分が努力していくべきベクトルを提示してくれたことがありがたかったです。

 ◆◆

「面白い話ができないのは当たり前、・・会話がない場合は、自分がどううまく話すかよりも、どうしたら相手が気持ちよくしゃべれるかを考えるほうが手っとり早い」

「「相手の気持ち」に相づちを打つ」

下手に片意地張ろうとするから、やっぱり自分は苦手だと思ってしまう。
上の言葉は俗に言う「聞き上手」ということを言い換えているだけかもしれませんが、「そんなに片意地張らないで、もう一度基本を思い出してみて」と自分に言い聞かせてくれているようでした。

 ◆◆

他にも、どんな会話であれ、一見ムダ話をしているようで
も実はきちんとした羅針盤があって、着地点を意識しながら話を進めるとか、知識として蓄えた情報はいきなり出さずに、どこで出したら効果的なのかを常日頃からマネージメントしておくなど、ためになるTipsが多かったです。

また、このようなTipsも理論として知っているだけではだめで、前の方で書いた技術と同様、体が自然に反応できるようになるまで場数を踏んで、反復練習することが大事だなぁと改めて感じました。
posted by solata at 00:36| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

ノートは表だけ使いなさい

読了しました。
マルマンのMnemosyne(ニーモシネ)を開発された石川悟司さんの書籍です。

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何というか、久しぶりに内容がゼロに近い本でした。orz
例え新社会人の方でも、今までに自己啓発書で勉強されてきた方なら、本書から新たに得られることは皆無だと思います。

本書を読む前は、「ノートのプロは、果たしてどんな使いこなし術や気づきを提供してくれるのだろう」と期待していたのですが、本に書かれていたことは、至って基本的なことだけでした。
分かり易く言えば、「超基本のビジネスマナー」だけが書かれていました。

過去の記事にも書いたのですが、僕はこの「○○○○なさい」ってタイトルの本は、他の作者によるベストセラー本での主張が、全く相容れなかったことから嫌いだったんですけど・・
やっぱ「○○○○なさい」っていう一連の本は、僕とは相性合わないみたいです。

 ◆◆

とりあえず、「表だけ使え」の意味については、当初はドキュメントスキャナでスキャンし易くするためと予想していたのですが、違ってました。
よくよく考えてみれば、ドキュメントスキャナは両面対応ですもんね。

そうではなくて、情報を「見える化」するために、1つ1つの情報を1枚のノートの片面で完結させて、見えるところに貼るためということでした。要は、裏を使うと見えない(見落とす)からってことですね。

 ◆◆

それから全体的に言える事なんですが、論説の仕方が、「自分の経験ではこうだったから・・」の一言で済ます傾向があり、周辺情報や原典に当たって、それらの情報も提示しながら情報の裏づけを示して見せたり、説得力を増すような文章になっていないんです。

これはまるで、本書の中で著者が主張していた「周辺情報の掘り下げ」を行わずに、自身の主観だけで1冊の本を書いてしまったといった印象を受けてしまうのが残念です。

 ◆◆

第2章では、「発想・アイデアを生むノート術」ということで、フレームワークを提示しようとされています。
恐らくはこの章が、本書の真価を問われる部分だと思います。

このフレームワークは3つのフェーズから構成されており、具体例を用いながら説明されていました。
 ●アイデア出し。
 ●周辺情報の掘り下げ。
 ●情報のつなぎ合わせ。(企画書作成の前準備)
 ※上記前準備を経て、PowerPoint等による企画書作成作業に入る。

そして、各フェーズで異なったサイズのメモ・ノートを使い分けるということと、各フェーズは一方通行ではなくて、必要に応じて行き来するということでした。

各フェーズからどのような気づきを得られたかというと・・特筆すべき情報は・・ありませんでした。
何というか、フレームワークとしては見るべき物がない、至って平凡な内容に終始していました。orz

 ◆◆

一応最後に、今回の読書で、僕のアンテナに引っ掛かった箇所をピックアップしておきます。
(3箇所だけでした。)

●目に見えないものは伝わらない。
 言葉、絵、図などで書き示すからこそ、より正確なイメージが共有できる。

●連続して発想したメモは同じメモに書き、イメージが異なると感じたものは紙を変える。

●仕事の順番と組み合わせは、効率とクオリティに大きく影響するので、安易に組まずに、熟考した上で「今日やることリスト」を完成させる。
posted by solata at 00:45| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

仕事でいちばん大切なこと

読了しました。

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自己啓発書読んでて、他の本に書いてあったことに良く出会うことってありますよね?
中には単に真似をしているから似ているっていう薄っぺらい書籍もありますが、名著といわれているものでも多くの内容が被っていたり・・

ちょっと乱暴な言い方ですが、これは詰まるところ、事の本質は同じで、作家さんがそこにそれぞれの味付けを加えているに過ぎないという見方もできますね。

それでは「事の本質は?」となると、いくつかあるとは思いますが、
 例えば中国古典しかり・・
 仏教しかり・・

上の2つは結構ポピュラーだったりすると思います。

今まで作家さんによって味付けされた書籍ばかり読んできましたが、たまには原典と言わないまでも、その道の方が書かれたものに触れる必要があるのではと思うようになってきたですよ。
で、まずは仏教と、仏教家の書かれた書籍を探していました。
でも、いきなり原典はちと敷居が高いので、取っ掛かりとしてお手軽そうな書籍に絞って探していたところ、本書に出会いました。

閑話休題

前置きが長くなりましたが、それでは本書の読感です。

本書はタイトルが示す通り、仏教家が書いた自己啓発書です。

まず結論を先に言うと、本書は僕には合いませんでした。
ビジネス書の正しい使い方として、「自分に合わない本は、途中であっさりやめる」というのがありますが、今回は上記のような経緯があったので、我慢して最後まで読みました。

著者は幅広い知識を持っているということは、文章から良く分かります。
ですが、それらが自ら論説できる程咀嚼されているように感じられず、上辺だけの雑学的捉え方に感じてしまいます。
わざとなのかは計り知れませんが、どうにも文体が稚拙で論理的でないんですね。

というか、「仏教ではこうなんだから」みたいなある種の開き直りにも似た文章・・
「仏教を語るのに、論理的である必要はない」と言わんばかりの文章です。

対して、世の中への皮肉や悪口については、熱心に記述されています。
「(笑)」まで記述して、余程「仏教以外」の俗世間を馬鹿にしたいご様子です。


まぁ苦言だけではなんなので、少しは参考になった箇所をここで拾っておきます。

●苦手な相手とは医者が患者と接するように、割り切って付き合う。

なるほど。無理しなくていいってことですね。
他人と接する時、僕はついつい色々と無理してしまうところがあるので、この言葉は自分を見直す良い機会を与えてくれました。


●スッタニパータの教え「犀の角のようにただ一人歩め」

「これは解脱に達した人の心境を詩にしている。人間社会のことを言っているのではないし、私たちには、正確に理解することは不可能。」

何でもかんでも仏教の精神を適用することはできないし、する必要もないと言ってますね。
本書では珍しいパートです。


●嫉妬は、自分の能力がすべてなくなってしまうほど危険なものである。

これは是非肝に銘じておきたい言葉ですね。


●起きるのがつらい 朝気持ちよく目覚める方法

「沢山仕事をするのだぞという気持ちではなくて、沢山の人の役に立つようにと考えるといい。他人の役に立った分が、自分の人生の点数だと、毎朝思うようにする。」

気持ちを楽にしてくれるのと同時に、結局仕事は他人の役に立つことと同義だから、本質的に食い違いはない。
好循環を生んでくれそうな言葉ですね。


●休日の過ごし方

「身体中心に見てみると、休日というものは存在しない。
哲学的に休日はないのだという事実を知っている人には、全ての瞬間が楽しい。」

仕事や勉強で、苦しいと音をあげそうになった時、思い出してみるといい言葉かもしれません。


●生きるのが楽になる慈悲の瞑想とは?

「生きているということは、他の生命との関り。」

「○○は幸せでありますように
 ○○の悩み苦しみがなくなりますように
 ○○の願いごとが叶えられますように」

 ○○:1.私は 2.私の親しい人々 3.生きとし生けるもの

結局この本で一番重要なことを書いているのはこの部分かな。
何でも良いからすがりたいとかじゃなくて、こういった瞑想法も知っていることで、自分の心も豊かに、また日々の充実感も増やしていけるように思えます。


●働くのはなんのためか?

「働くこと=人生。だから上記は何のために生きるのかと聞いているのと同じで、意味がない。意味があろうとなかろうと生きているから。
私たちの失敗は、「仕事」という単語を作ってしまったこと。」

一見単なる屁理屈にも聞こえますが、これまた精神的にテンパってしまった時に思い出すと良い言葉かもしれません。


ということで、多少の拾いものはあったにせよ、今回は残念な読書に終わってしまいました。
仏教家の書かれた自己啓発書で、何かオススメの書籍ありませんかぁ?
あったら、是非教えてくださいね。

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2009年05月13日

仕事ができる人のアイデアマラソン企画術

読了しました。

あのジャパネットたかたの全社員も実践している有名なアイデアマラソンについて、企画という側面に焦点を当てた、アイデアマラソン考案者である樋口健夫さんの書籍です。

企画アイデアマラソンとは、「ハインリッヒの法則」になぞらえて、
 ・企画ネタが300個溜まったとすれば・・
 ・その中には「ちょっと良い企画ネタ」が30個含まれており・・
 ・更にその中には「良い企画ネタ」が1個は含まれており・・
 ・更にその中には「素晴らしい企画ネタ」が0.1個は含まれているよ!

だから、
 1. 自分のノートを決める。
 2. 毎日、何かを考える。その内、1個はできるだけ仕事の企画ネタを考える。
 3. ノートに書き込み、常に見直す。できるだけ絵を描く。
 4. 周りに話す。
 5. 最良の企画ネタを企画化する。

を「継続しようよ!」
とにかく、「全ての疑問を書き留めるんだ!」

ってことだそうです。

まず大前提の「ハインリッヒの法則」になぞらえてる部分が「そうなのかなぁ?」と単純に納得できないので、こればっかりは実際に実行してみて具合を見てみるしか判断できないですね。
#え? 法則の通り良いネタが含まれていないとしたら、それは僕の資質の問題だって?
#確かに・・orz

で、ノートの書き方ですが、「総発想数」と「バランス数」を書くことになります。

 ◆バランス数 = 総発想数 −(現在の日−開始日+1)

見ての通り、サボるとバランス数は減ってしまい、やがてはマイナスになってしまいますね。
逆に、バランス数のプラスが総発想数の半分以上だと、企画アイデアマラソンは非常に好調と判定されます。

この考え方が秀逸だと思いませんか?
続けるためのモチベーションアップにもってこいだと思います。

それではいざ始めようと思い立った場合ですが、「やはり毎日はムリでしょ」なんて人達のために、様々なヒントと同時に救いの言葉も用意されており、「企画力は、一定のレベルまでは、創造性の有無や適正以前のことが多い」なんてすごく安心させてくれる言葉も投げかけてくれます。
#良かった・・一定のレベルまでは資質は関係ないんだ・・(笑)

また、「企画ネタをただたくさん集めていても何も起きない。」から「自分の周りに話すことが肝心」と、引っ込み思案ではアイデアマラソンは上達しないといった重要な注意も促されています。

そういった気配りがあったり、アイデアが枯渇しないように、ネタのヒントになる多くの方策を提示してくれたりして、かなり参考になることは確かなのですが、結局は「継続は力なり」、そのためにはただ「頑張れ!」的な精神論にしか聞こえてこないのが残念です。

加えて、各章の頭で展開される、かなり鼻に付くアイデアマラソン上級者と見習いの物語仕立てのパートといい、「これはちょっと・・」と引いてしまう人もいるかもしれません。

なので万人にはお勧めできませんが、多くの方策の中から、どなたにも「これはっ!」って気付きが数個は見つかると思います。
#僕の場合は、ちょうど30個見つかりました。

ビジネス書って言うのはある分野について1冊だけで済ませるものではないので、そういった正しい読書目的として本書を活用すれば、十分役立ってくれる本だと思います。

それから、本書の内容からすると、著者はアナログ信者のようにも感じますが、そんなことはなく、airpenやポメラに始まり、アイデアマラソンノートのデジタル化まで、著者のあくなき探究心からくる、アナログとデジタルのバランスの良さを窺い知ることができたのは拾い物でした。
著者のバランスの取れた道具による武装のくだりは、一見の価値アリです。

どちらかに偏っている人の活用法は、もう一方の技術の使い方がすごく下手な人がいたりしますからねぇ・・
ノートのインデックスを作るためにパソコンでテキストファイルを作っているんだけど、そのテキストファイルのフォーマットが「それはないでしょ!」みたいな人とか・・

誰とは言いませんが、ベストセラーの方です・・(笑)

ちなみに樋口さんは、ポメラについてはかなり気に入っているご様子で、同じポメラユーザーとして、なんか嬉しかったですね。^^



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2009年05月08日

ビジネスマンのための「発見力」養成講座

読了しました。
てゆーか、読み終わったのはだいぶ前なんですけど、読後の「まとめ作業」を終えて初めて読了ということにしてるですよ。

薄い本で、読みやすい文章のためあっという間に読めますが、内容は深いですね。

内容はまず「ものが見えるための大原則」を提示して、そこから「見えるようになる仕組み」「見える力を伸ばす方法」と、著者の豊富な経験を引用しながら、簡潔で丁寧な文章で説明してくれてます。

この手の本で自身の豊富な体験を例として引用している本は沢山ありますが、そういった類の本って、ともすると著者の自己満足や自慢ばかりが鼻について拒絶反応を起こす場合も多いですよね。
内容はいいんだけど、なんでそんなに高ビーなの? みたいな・・

ですが本書は、著者の文章力のためでしょうか、読んでいてこちらが不快になることがなく、気持ちよく勉強させてもらえる感じがあるんですよ。

「何万回見ても、見えない人には見えない」
「自分に必要なことだけを選んで見ている」
「仮説は、時に誤った「レッテル」となってしまいがちで、そうすると、かえってものが見えなくなる。」

結局そういうことですよね〜。

「消えていったものに注目する」

おぉ〜、確かに・・
これは意識してないと、できないですねぇ。

本書の薄さから1,000円は一見すると高く思う人もいるかもしれませんが、十分元を取れる多くの気付きを得られると思いますよ。



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2009年04月22日

アイデアパーソン入門

あの「考具―考えるための道具、持っていますか?」の著者である加藤昌治さんの新作です。
読了しました。

「考具」ではアイデアを生み出すツールを多数紹介してくれましたが、本作ではアイデアを生むための礎となる体験・知識を「自分ごと化」する技を「たぐる」と命名して、体系化して説明してくれています。

他書でも「自分ごと化」する技を説明してくれているものはありますが、大抵は一括りに扱われていることが多いですよね。
対して、本書では、「たぐる」技を更に「ぶつかる」「押さえる」「思い出す」「ほる」の4つの技に分割して、それぞれの役割や注意事項、相互の関連を簡潔な文章で説明してくれていて、今まで気付かなかったような多数のヒントを提供してくれていますよ。

下の図が、「たぐる」マトリクスです。
Taguru02.jpg

また、各章に「先取りQ&A」ってページが用意されていて、なんでも執筆中の本書の原稿を未来の読者に先に読んでもらって、出てきた質問に答えてくれているのですが、このページ数が半端じゃない。下手をすると本文よりも長かったりします。
加藤さんによると、これでも質問の全部を載せることはできなかったのだとか。

本文を読んでいて疑問に思ったことを他の人が質問してくれていたりもするのですが、なにより自分が気付かなかった、自分が見逃していた疑問に出くわすことができたりして、実用性十分なセッションに昇華しているんですよ。

いわば「誌上セミナー」って感じですね。

とにかく、全体を通して実践的な内容の本文と、ライブ感に溢れた「先取りQ&A」パートの2部構成の本書は、他書の受け売りで上辺だけの執筆をするような方の書籍とは一線を画していますね。説得力が違います。

加藤昌治さんの本はホントためになるですよ。



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2009年03月25日

夢をかなえるメモの習慣

佐藤伝さんの著書「夢をかなえるメモの習慣」を読了しました。

う〜ん、なんというか、いままでに様々なビジネス書で紹介されたメモ手法を、浅く広く網羅しただけって感じでしょうか?
そんなにいろんな媒体にメモを書き散らしたら、絶対集める前に忘れ去られてしまうメモが出てくると思うんですけどね。
アナログとデジタルを併用すること自体は賛成で、現に僕もそうしていますが、本書は勧めてる手法が多すぎます。

で、仮に著者の言うように幅広いメモ手段を採用すると、必然的に最後に一つにまとめることが必要になるわけで、その手段としてパソコンに集めることを勧めています。
これ自体はいいのですが、そのまとめ方ですよ。
「フォルダはできるだけ多く分けたほうがいい」と勧められているんですね。

それじゃせっかく一つにまとめたのに、また見失っちゃうよ〜!
特にフォルダを横断してGREPしにくい写真やスキャナ画像なんかがね。

現にその後の章で、どこに整理したか忘れやすい人には、時系列による管理がお勧め〜みたいに、平気で多くのフォルダ分けを自ら否定しちゃってるんですよねぇ。

僕は別にGTD信者ってわけではないですけれど、最小限のフォルダと、フォルダを横断したタグ付けの方が理に適っていると思うのですが、どうでしょう?
ちなみに僕の場合は、最小限のフォルダと、フォルダを横断したタグ付けに加えて、フォルダ内では押出しファイリング(上記の時間軸ですね)を採用しています。

ま、こんな感じで僕的にはちょっとな本だったのですが、少しだけ気づきもありましたので、以下にメモっときますね。

●アイデアメモは質問形で書く。
●メモを取るときの最高の姿勢は、立ったまま。
●メモ用紙の色は、真っ白な紙よりクリーム色の物の方がいい。
●マイナスの気持ちを「感情メモ」に残すことで、気持ちが浄化され、「イライラの自分」から「ワクワクの自分」へ変革していってくれる。

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2009年02月15日

使える!社長の四字熟語100選 経営に効く本!

最近読書量が落ちてるなぁ・・いかんすね。
仕事忙しくても読書はちゃんとしないと・・反省っす。

つーことで、最近「使える!社長の四字熟語100選 経営に効く本!」という本を読みました。
この本は有限会社がんばれ社長の武沢信行さんの最新刊です。



この本オススメですよぉ〜!いっぱいの元気と勇気をもらえ、時には厳しく叱咤激励もしてくれます。とにかく前向きな気持ちにさせてくれます。

あっ・・タイトルに「経営」とか「社長」とかあるから会社の社長さんしか対象にしてないかというとそんなことはなくて、学生さんにも主婦の方にもオススメですね。
なぜなら、人は誰でも「自分会社」の社長ですからね♪

内容はというと、武沢さんが厳選された92個の四字熟語と、造語8個の計100個の四字熟語について、本来の意味と著者の超訳というスタイルをとってます。

この超訳が面白いですよ。
といっても、内容は実は殆どが、僕も読者登録させて頂いているメルマガで紹介されたエピソードばかりで、それを四字熟語でラベリングしているだけなんですが、過去に読んだことがあるエピソードが新しい命を吹き込まれたみたいに、新鮮に感じるんですよ。

メルマガを読んでない方は、著者のウィットにとんだエピソードに一気に読んでしまうかもしれませんよ。

そうそう・・造語の中に「熱海会談」が入っていたのが感激でした。
はい・・あの松下幸之助さんが開催した、松下電器の伝説の緊急会議のお話ですね。
これを、「腹をくくる」という意味で使う四字熟語とされてるのがサイコーっす。

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2008年12月19日

三国志第1巻読了

はい、やっとです。
それにしても、最初からすごい展開が続きますねぇ。
あの曹操が、第1巻の中だけであわや2回も死にかけるとは、思ってもなかったです。

よろしければ、こちらもどうぞ。
 ◆三国志読むっス!(レッド・クリフに触発されて・・・)

しかし、ちょっとペース上げてかないと、レッドクリフPart2までに読み終わらないなぁ。
読みたいビジネス書や観たい映画もたまってるし・・う〜む。



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