2011年04月09日

ザ・ライト − エクソシストの真実 − 観てきました。(2011年26本目の鑑賞)

「ザ・ライト − エクソシストの真実 −」を観てきました。
僕が2011年26本目に観た映画です。



震災の影響で一度は公開延期になった本作。
映画って公開延期になると、そのまま未公開に終わるパターンも多いですが、本作は早期の公開に漕ぎ着けましたね。
楽しみにしていただけに、嬉しかったです。

さて、本作を的確に語ろうとすれば、本来はネタバレを含めて記述する必要がある、そんな映画でした。
ですが、僕のポリシーとして、映画公開当時の記事にはネタバレは書かないというのがありますので、今回もネタバレを避けながら、何とか感想を書いてみようと思います。

まず、本作の属性ですが、ホラーではありません。急激な場面転換や突然の大音量にビクッとさせられたり、アンソニー・ホプキンスの怪演に鳥肌が立ったりはしますが、それらはメインの属性ではありません。

実態は、家族や自分自身と正面から向き合うことを避け、理論で武装することで自分の周りに壁を作り、心の中に安住の地を求めるような生き方をしてきた若者が、大人になる覚悟を決めるまでの成長の過程を追った、いわば青春映画の属性でした。

本作のネット等の評価があまり著しくないのは、あの名作「エクソシスト」シリーズを超えるホラー映画としての迫力を、アンソニー・ホプキンスに期待して観に行った人が多いのではないかと思います。

では、若者の成長物語としてはどうだったか。
前述のような属性の若者に限らず、人がステップアップするためのキッカケって、大抵他人から与えられるもの。
本作も、この自然の摂理から始めるあたり、導入部は手堅いですね。
しかし、その後の、場面場面での動機付けや物語の推進力として語られるエピソード、そして中盤での仕込みが終盤で無視されてしまうツメの甘さなど、若干安直な印象は受けます。

ですが、本作は重厚な人間ドラマではなく、分かりやすさ重視の青春映画だということを考えれば、充分許容範囲だし、全体として展開にも無理はないので、僕的にはアリだと思います。

では、ホラー的要素は皆無なのか。
本作は青春映画ではありますが、そこはアンソニー・ホプキンス。前半こそはヌルい演技で騙されそうになりますが、後半から終盤の怪演はスゴイの一言!マジ怖です!!
彼を使うなら下手なこけおどしは逆効果で、表情のアップだけで充分怖いんですよね。
なので、冒頭に書いた「急激な場面転換や突然の大音量」といった演出が、作品の品位を落としているのが残念に思うところです。

さて、本作の字幕担当は、松浦美奈さん。
今回も良い仕事をしてくれています。
物語の終盤で、「キミは私に似ている。ゾッとするだろ?(ニヤッ)」っという、アンソニー・ホプキンスの台詞があります。
彼にこう言われたら、そりゃ怖いですよね!(笑)

それと、「キミもエクソシストにならないか?」的な勧誘ビデオをもし作るなら、本作は100点満点の出来かもしれません。(笑)

てことで、僕的には可もなく不可もなしといった感じの本作でしたが、アンソニー・ホプキンスの怪演だけで充分元は取れた感じです。
posted by solata at 21:05| Comment(0) | 映画/音楽/スポーツ/TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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