2009年06月25日

三国志(二)

長らく中断していた三国志の読書を久しぶりに再開しました。
で、大方の予想通り、「レッドクリフ Part2 −未来への最終決戦−」は映画館で2回観ましたが、その前までに「赤壁の戦い」まで読書は進みませんでした。(笑)

てことで、やっと2巻読了です。

Books04.jpg

先は長いです。(笑)

 ◆◆

孫堅はこれまたあっけなく死にましたねぇ。
まぁ「三国志演義」を基に独自解釈の元、小説を書かれているわけですから、史実と違うことは知ってますが、猛将にして一国の主の死に方にしては、ちょっと情けなかったです。

 ◆◆

2巻の前半は謀略に次ぐ謀略・・志に欠けた汚い戦いばかりに明け暮れた、世も末といった感じの争乱の時代を描いてますね。

そんな中、曹操は、三国志最強の武将・呂布との戦いの中、またしても死にかけてますね。
一族を殺される悲劇も描かれてますが、敗戦をバネにしていくこの人のメンタルの強さは本当にスゴイです。

有能であれば出自に関係なく即座に登用して能力を最大限に発揮させる懐の大きさといい、孫子の兵法を今ある形にまとめた兵法家の一面といい、文武両道に秀でた曹操のリーダーとしての力量を感じずにはいられません。それでいて、冷酷なのに人間くさい一面があったりと、曹操という人はすごく魅力のある人だなぁと思います。

一方、汚い戦いに明け暮れる中、劉備については、徳を持って美しく描かれてますね。
「ちょっと持ち上げすぎじゃない?」と感じなくもないですが、蜀を中心にして書かれた「三国志演義」が基だから、しょうがないですよね。
まぁ物語としてすごく面白いから、全然おっけーです。

 ◆◆

2巻の後半は、いよいよ曹操が一気に頭角を現して、最も天下に近い位置につきますね。
それなのにまたしてもやらかして死にかけるんだから、スゴイです。
大きな失敗という原動力がないと、次のステップに進めない人って感じです。

 ◆◆

2巻で一番感動したエピソードは、禁酒砕杯の約を破り、泥酔した張飛が呂布に、劉備の妻子を残した城を奪われてしまい、死んで詫びると劉備の前に進み出た時の、劉備の言葉です。

「古人のいった言葉に−−兄弟ハ手足ノ如ク、妻子ハ衣服ノ如シ−−とある。衣服はほころぶもこれを縫えばまだまとうに足りる。けれど、手足はもしこれを断って五体から離したならいつの時かふたたび満足に一体となることができよう・・・同年同月に生るるを求めず、同年同月に死なんと−−誓い合った仲ではないか・・」

そして、自分も関羽も張飛も皆欠点を持っているのだから、補っていかなければならないと続けます。

一般の会社でもそうですけれど、トップに立つ人間は、内外にビジョンを示さなければいけませんよね。
劉備という人は、どんなに負け続けてもビジョンを見失わないし、ぶれない軸を部下に示して見せた・・

そんな劉備の言葉に、読んでいて思わず涙が出そうになりました。

3巻以降も続くとは思いますが、劉備は「負けるが勝ち」の本領を存分に発揮してくれた2巻でした。
posted by solata at 00:18| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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