2009年06月16日

アンジャッシュ 渡部建さんのコミュニケーション術

日経ビジネスアソシエ2009年6月16日号の「しゃべりの極意」という連載で、お笑い芸人アンジャッシュの渡部建さんがインタビューを受けてました。

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聞き手は梶原しげるさんです。
梶原さんの引き出し方がうまいということもあるかと思いますが、厳しいお笑い芸人の生き残り戦争に残っていくために、渡部さんは「話すこと」「聞くこと」についてのしっかりとした軸を持ち合わせており、技術として体に覚えこませていると同時に、分かり易く他人に説明できる力を持ち合わせている人なんだということが、よく分かりました。

そして、その語り口は至って真面目で、言葉の端はしに、渡部さんの優しさが滲み出ていました。

僕は文章を書くこととコミュニケーションをとることに、かなり苦手意識を持っています。
そんな僕に、今回の記事は、基本に立ち返るという意味で大いに参考になりました。

 ◆◆

「経験則というか、ぱっと前に出て気の利いたことを言えるのは、ひらめきでも何でもなくて、過去にやったパターンの中から似ているものを引っ張ってくる作業。」

「会議で発言できないとか、流れについていけないというのは、頭の中でシミュレーションしていなければ、当然。その場でひらめくなんてほとんど不可能。」

と仰っている事から、「喋りのプロでもそうなんだ」という、当たり前かもしれないけれど改めてこのように言葉にして貰える事で、僕のようなコンプレックス持ちには安心を覚えることができたのが大きかったです。

そして、いかに基礎の反復練習で事例を知識として蓄えることが大事か、また、目の前に提示された事例を瞬時に前頭葉で分析して、過去の体験学習から構築した側頭葉内の脳内データベースからいかに引き出せるかが大事かと、再認識させてくれました。

「喋りのプロ」でもひらめくことは難しいから技術に落とし込んでいる。
そして、そういった技術なら、頑張れば僕のような凡人にも鍛えることができる。

とかくコンプレックスのあることは問題の本質を見失いがちになり、気持ちばかり沈んでしまいますが、こうして分かりやすい言葉で語ってくれることで、苦手意識の中にも、自分が努力していくべきベクトルを提示してくれたことがありがたかったです。

 ◆◆

「面白い話ができないのは当たり前、・・会話がない場合は、自分がどううまく話すかよりも、どうしたら相手が気持ちよくしゃべれるかを考えるほうが手っとり早い」

「「相手の気持ち」に相づちを打つ」

下手に片意地張ろうとするから、やっぱり自分は苦手だと思ってしまう。
上の言葉は俗に言う「聞き上手」ということを言い換えているだけかもしれませんが、「そんなに片意地張らないで、もう一度基本を思い出してみて」と自分に言い聞かせてくれているようでした。

 ◆◆

他にも、どんな会話であれ、一見ムダ話をしているようで
も実はきちんとした羅針盤があって、着地点を意識しながら話を進めるとか、知識として蓄えた情報はいきなり出さずに、どこで出したら効果的なのかを常日頃からマネージメントしておくなど、ためになるTipsが多かったです。

また、このようなTipsも理論として知っているだけではだめで、前の方で書いた技術と同様、体が自然に反応できるようになるまで場数を踏んで、反復練習することが大事だなぁと改めて感じました。
posted by solata at 00:36| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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