2009年06月05日

ノートは表だけ使いなさい

読了しました。
マルマンのMnemosyne(ニーモシネ)を開発された石川悟司さんの書籍です。

Books02.jpg

何というか、久しぶりに内容がゼロに近い本でした。orz
例え新社会人の方でも、今までに自己啓発書で勉強されてきた方なら、本書から新たに得られることは皆無だと思います。

本書を読む前は、「ノートのプロは、果たしてどんな使いこなし術や気づきを提供してくれるのだろう」と期待していたのですが、本に書かれていたことは、至って基本的なことだけでした。
分かり易く言えば、「超基本のビジネスマナー」だけが書かれていました。

過去の記事にも書いたのですが、僕はこの「○○○○なさい」ってタイトルの本は、他の作者によるベストセラー本での主張が、全く相容れなかったことから嫌いだったんですけど・・
やっぱ「○○○○なさい」っていう一連の本は、僕とは相性合わないみたいです。

 ◆◆

とりあえず、「表だけ使え」の意味については、当初はドキュメントスキャナでスキャンし易くするためと予想していたのですが、違ってました。
よくよく考えてみれば、ドキュメントスキャナは両面対応ですもんね。

そうではなくて、情報を「見える化」するために、1つ1つの情報を1枚のノートの片面で完結させて、見えるところに貼るためということでした。要は、裏を使うと見えない(見落とす)からってことですね。

 ◆◆

それから全体的に言える事なんですが、論説の仕方が、「自分の経験ではこうだったから・・」の一言で済ます傾向があり、周辺情報や原典に当たって、それらの情報も提示しながら情報の裏づけを示して見せたり、説得力を増すような文章になっていないんです。

これはまるで、本書の中で著者が主張していた「周辺情報の掘り下げ」を行わずに、自身の主観だけで1冊の本を書いてしまったといった印象を受けてしまうのが残念です。

 ◆◆

第2章では、「発想・アイデアを生むノート術」ということで、フレームワークを提示しようとされています。
恐らくはこの章が、本書の真価を問われる部分だと思います。

このフレームワークは3つのフェーズから構成されており、具体例を用いながら説明されていました。
 ●アイデア出し。
 ●周辺情報の掘り下げ。
 ●情報のつなぎ合わせ。(企画書作成の前準備)
 ※上記前準備を経て、PowerPoint等による企画書作成作業に入る。

そして、各フェーズで異なったサイズのメモ・ノートを使い分けるということと、各フェーズは一方通行ではなくて、必要に応じて行き来するということでした。

各フェーズからどのような気づきを得られたかというと・・特筆すべき情報は・・ありませんでした。
何というか、フレームワークとしては見るべき物がない、至って平凡な内容に終始していました。orz

 ◆◆

一応最後に、今回の読書で、僕のアンテナに引っ掛かった箇所をピックアップしておきます。
(3箇所だけでした。)

●目に見えないものは伝わらない。
 言葉、絵、図などで書き示すからこそ、より正確なイメージが共有できる。

●連続して発想したメモは同じメモに書き、イメージが異なると感じたものは紙を変える。

●仕事の順番と組み合わせは、効率とクオリティに大きく影響するので、安易に組まずに、熟考した上で「今日やることリスト」を完成させる。
posted by solata at 00:45| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。