2009年04月22日

アイデアパーソン入門

あの「考具―考えるための道具、持っていますか?」の著者である加藤昌治さんの新作です。
読了しました。

「考具」ではアイデアを生み出すツールを多数紹介してくれましたが、本作ではアイデアを生むための礎となる体験・知識を「自分ごと化」する技を「たぐる」と命名して、体系化して説明してくれています。

他書でも「自分ごと化」する技を説明してくれているものはありますが、大抵は一括りに扱われていることが多いですよね。
対して、本書では、「たぐる」技を更に「ぶつかる」「押さえる」「思い出す」「ほる」の4つの技に分割して、それぞれの役割や注意事項、相互の関連を簡潔な文章で説明してくれていて、今まで気付かなかったような多数のヒントを提供してくれていますよ。

下の図が、「たぐる」マトリクスです。
Taguru02.jpg

また、各章に「先取りQ&A」ってページが用意されていて、なんでも執筆中の本書の原稿を未来の読者に先に読んでもらって、出てきた質問に答えてくれているのですが、このページ数が半端じゃない。下手をすると本文よりも長かったりします。
加藤さんによると、これでも質問の全部を載せることはできなかったのだとか。

本文を読んでいて疑問に思ったことを他の人が質問してくれていたりもするのですが、なにより自分が気付かなかった、自分が見逃していた疑問に出くわすことができたりして、実用性十分なセッションに昇華しているんですよ。

いわば「誌上セミナー」って感じですね。

とにかく、全体を通して実践的な内容の本文と、ライブ感に溢れた「先取りQ&A」パートの2部構成の本書は、他書の受け売りで上辺だけの執筆をするような方の書籍とは一線を画していますね。説得力が違います。

加藤昌治さんの本はホントためになるですよ。



posted by solata at 00:58| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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